『知られざる日本の恐竜文化 (祥伝社新書)』 (2011 006)

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第1章 経済的側面から見た恐竜文化
第2章 恐竜ブームの虚像と実像
第3章 恐竜学はオタクの科学
第4章 日本の恐竜文化は、今
第5章 恐竜学はどこへいく

という構成です。第3章と第5章が特に面白い。
ところで、恐竜の学術的定義はご存じでしょうか。

p. 60
 まず、第一が「直立歩行」。通常の爬虫類、つまりワニやトカゲは四肢を体の左右に張り出し、腕立て伏せのように力ずくで体を地面から浮かし、のそのそと這い歩く。これに対し、恐竜は二足、四足にかかわらず体の下にまっすぐ肢(あし)を伸ばして立ち、肢を前後方向に動かして歩く。その歩行姿勢はニワトリ、イヌ、あるいはウマとまったく同じである。
 第二が「貫通した寛骨臼(かんこつきゅう)」。寛骨臼とは、大腿骨の近位末端(骨頭)がはまりこむ骨盤の穴である。恥骨、座骨、腸骨の三つの骨で囲まれたこの軸受けは、通常の爬虫類においては単なる皿状の窪みにすぎないが、恐竜にかぎって言えば、きれいに穴が開いている。
 第三が、「直線状の足首の関節」。地上を這い歩く爬虫類では、足首を構成する二つの骨、距骨(きょこつ)と踵骨(しょうこつ)が、脛骨(けいこつ)と足の間に位置し、距骨と踵骨の間に間接があって、足首が折れ曲がる際の軸線はこの二つの骨の間をクランク状に通っている。一方、恐竜では、距骨と踵骨がくっついて脛骨の先端を包み込んでおり、足首はこの部分できれいに直線状に折れ曲がる。足が前後方向に動く時、当然このほうが都合がよい。
 これら三つの条件が満たされた時、その動物ははじめて恐竜と呼ばれる。これが、現在の恐竜学界のおおまかな共通認識である。

恐竜が陸上動物に限られる(クビナガ竜、魚竜、翼竜は恐竜ではない)ことは小学2年生の頃から知っていましたが、こんな定義があったとはまったく知らず・・・。私の恐竜に関する知識なんて所詮微々たるものなので、驚くことでもないのかもしれませんが、三つとも知りませんでした。

第3章は、筆者が経験した笑えるエピソード満載。ガン○ムファンは楽しめると思います。

★★★★

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このページは、natsukoがJanuary 30, 2011 7:10 PMに書いたブログ記事です。

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