『ディダコイ』 (2011 007)

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ねずみ女房』も良かったけれど、この『ディダコイ』(原題はThe Diddakoi)も秀逸。児童文学かもしれないけれど、大人が読んでも十分楽しめる。
生粋のロウム(ジプシーの男性)とアイルランド人女性の間に生まれたキジィという少女が、この物語の主人公。早くに両親を亡くしたキジィはおばあちゃん(ひいおばあちゃん?)と、老馬のジョーと一緒に、動かない荷馬車で生活しているのですが、ある日突然、唯一の保護者だったおばあちゃんが亡くなります。集まってきた親戚に荷馬車は燃やされ(おばあちゃんの遺言による)、ジョーはわずかなお金のために、つぶしや(馬を殺して肉にしてしまう)に売られることになります。キジィはジョーと一緒に夜中に逃げ出すのですが、重い肺炎にかかってしまい・・・。

それまで慣れ親しんでいた習慣や価値観がまったく通用しない環境にいきなり1人で放り込まれたら、自分はどうなってしまうだろうかと考えさせられました。キジィのように勇敢に、進路を切り開いて行けるかな・・・。

★★★★

ディダコイ (評論社の児童図書館・文学の部屋)
ルーマー・ゴッデン 猪熊 葉子
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このページは、natsukoがJanuary 31, 2011 1:45 AMに書いたブログ記事です。

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