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September 15, 2005

Passing By 通りすがりの他人のように

0066_Passing_By
Data
Serial #: 0066
Title: Passing By 通りすがりの他人のように
Size:
Type: Oil on Canvas
Date: 2005
Status:
Price:

通りすがりの他人のように

人は、なぜすれ違うの?
男と女。
老人と若者。
親と子供。
昨日は愛しあった二人が、
今日はまるで仮面をかぶったように
見知らぬ人になる。

昨日一緒になべをつついた親子が、
今日は氷のような言葉を
互いの喉に突きつける。
敵同士のように変わり果てて。

わからないこと、
わかってもらえないことが、
今まで生きてきた中で
一番多かったのは、
台湾で暮らしたこの一年。

わかりあえない哀しみの中で
同じ空気を吸い、
同じ光を分け合い
きらめくこの宇宙の一部として
いつか溶け合う人々を描きたくて、
この絵を描いた。

冷め切った諦めと愚かな誤解
頑なな怒りばかりの
悲しい関係を
何とかしたいやるせなさの中
描かずにはいられなかった一枚が
この絵。

September 1, 2005

Dance 人とカニと貝のダンス

0065_DANCE
Data
Serial #: 0065
Title: Dance 人とカニと貝のダンス
Size:
Type: Oil on Canvas
Date: 2005
Status:
Price:

人とカニと貝のダンス

私が台湾に来て、一番びっくりしたのは、この土地に住む人々の賑やかさ、そして、生きることを楽しむ、腹の奥底から湧き出てくる活力… 。

家でひとり、本の中のファンタジーの世界へ入り込み、シンとした夜中にこじんまりと月を見上げるのが好きな黒い猫。 

そんな私も、暖かく、やかましく、人をほぉっておかない台南の人々に囲まれて暮らすうち、少しづつ、自分の周りに散りばめられた、 悲しいくらいありふれた、でもせつないくらい美しい、日常生活の奇跡に気付かせてもらった。

そして、ある日、突然、心の中から誰かが尋ねる声がした。

「水と土と人間がもう一度、共に歌って踊れる日が、来るとすれば、それはいつ?」

今だ!と私は叫んだ。

「その絵を描いてよ」とカニが頼んだ。 

「僕らも歌おう‥」と貝達が水源のほとりでささやいた。

だから、この絵が生まれた。出絵中、ずっとこの世界の美しさとまばゆい色達の笑いさざめきが聞こえていた。

要するに、この絵は、台南で私に触れたEnergy のすべてが結集して、私の創造力に注入された瞬間、生まれた作品なのだ。  だから、台南の人々と供にあって、やっと完全になる。

台南の燃えるような熱気の中でしか、生まれようがなかったこの絵、描き終わった今でさえも、台湾の人々から、 爆発的な情熱と喜びを受信し続けている。