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June 20, 2007

A Dog with an Eye-lid まぶたの刻まれた犬石


まぶたの刻まれた犬石

君を拾った海辺の波は
淡いグリンに泡立っていた。

その波から生まれたような、淡いグリンの犬石よ。
彫り上げたようにくっきりと
刻まれていた君の右まぶた
誰と作った傷なのか。

波に揺られてぶつかる石達
柔らかな君の表面はすぐに傷つき、
砕けたにちがいない。

いろんな破片を失って
まるくなったり、へこんだり。

私と浜辺で出会った君は
浅い波のすぐとなり
白くぼんやり光ってた。
右目のまぶたに隠された
まだ描かれぬ瞳がキラリ
語られることなき君の生い立ち
自然の作った傷物語


A Dog with an Eye-lid

Soft green canine stone.
Your right eye-lid is delicately carved out
With who did you create such a beautiful wound?

Was it by the waves crushing you into other stones?
Your surface is soft.  You must have broken yourself
into many pieces before you become looking like this.

Green dog with an eyelid
That is what you are to me.
And your history of making
you shall never tell
I shall never ask

Data
Serial #: 0188
Title: A Dog with an Eye-lid (まぶたの刻まれた犬石)
Size:
Type: Stone Art
Date: 2007 June
Status:
Price:

May 2, 2007

Takeshi & Seita タケシとセイタ

 

タケシとセイタ

セイタとタケシ
タケシとセイタ
月と太陽、赤と青
陰と陽で、光と影

セイタがタケシを追いかける
タケシはセイタを飛びこえる

タケシのかけらがセイタに溶ける
セイタのリズムがタケシに届く

セイタとタケシ
タケシとセイタ

タケシとセイタは
タイシとセケタ

タケシとセイタは
Sun & Moon

タイシとセケタは
Mun & Soon

陽と陰のまんなかに
二人の寄り添う場所がある。

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タケシくんとセイタくんの飼い主のNekoNekoKimonoさんが、感想を
ご自分のブログにアップしてくださいました。
よろしければ
こちらもご覧ください。


Data
Serial #: 0185
Title: Takeshi & Seita (タケシとセイタ)
Size:
Type: Stone Art
Date: 2007 April
Status: Sold
Price:

April 29, 2007

First Star 一番星




一番星

世界が緑に暮れるとき、
一緒に空を見上げよう。

二人が共 に見上げる空に
淡く光る小さな星は
一人で見上げても見つからぬ星。

見つけるために不可欠な
四つの瞳と二つの心
焦点合わせて夢見あげた
その時にこそ現れる
僕らの希望が呼んだ星
白くて熱い情熱の星。

First Star

In the green sunset
You and I shall find it
White and fair first star
Dim but bright, frail yet hot

I never saw it when was alone
You never spot it when were sad

Four eyes and two hearts
Focused on the dream a far
Only then and only when
Hope and passion fill our souls
First Star shall greet us.

Data
Serial #: 0181
Title: First Star 一番星
Size: Acrylics Paint
Type: Oil Painting
Date: 2007 April
Status: On Sale
Price:  50,000 JPY

March 21, 2007

Wolf Guide (Puppy's drum journey) 狼と子犬(太鼓の旅)




Stone Listenerは、自分の中のエネルギーがどんどん上へ上へと登って、煙のように消えていってしまうのに、ほとほと苦労していた。
葉っぱにばかり、栄養が偏って、頭がほてってあつくなる。それなのに、根っこの足は冷たく、ちょっとした不安の風に吹かれたり、感情の嵐がくると、すぐに、フラフラ空中にさらわれそうになる。Grounding (大地とのコンタクト)が必要なことを、感じたStone Listenerは、石達に尋ねてみた。 
「どうしたら、あなた達の母、大いなる大地にもっとどっしり根をはった木になれるのだろう。」 
石のひとつが、ぼんやりと暗闇の中、光ったようだ。 
「太鼓を使って人を癒す"狼の使い"に会いに行くといいよ。彼女はきみが来るのを、Victoriaで待っている。君の今の想いをこめて、私に狼と子犬を描きなさい。まだ会ったことのない彼女のエネルギーを感じるままに狼にするといい。子犬のほうは、簡単。冒険好きで、好奇心旺盛な君として姿を現すだろう。"狼の使い"は、君が望むとおり、太鼓と私を交換してくれるだろう。だから、お金の心配もいらない。ただ、私を作ればいい。そして、Victoriaに行けばいい」
Stone Listenerは、この石の声を疑わない。ただ、一心に狼と子犬を描く。そして、荷造りをして、朝早くフェリーに乗って"狼の使い"が教える太鼓のクラスに参加しに、ヴィクトリア島に着いた。その後、何があったのか、それは、この詩の歌うとおりである。

子犬と狼

ドンドンドンドン
どんどこどん!

ドンドンドンドン
どんどこどん!

アイアイアイアイアーエアアー
ウールルウールル
ルールールー
オーォォム

太鼓が私を呼んでいる
Wolf Motherの太鼓はついに
子犬のおなかの虫追い出した!

子犬は踊る
力の限り
真っ赤な大地をゆるがせて

子犬は歌う
開いたのどは
恐れを知らない笛になる

ドンドンドンドン
どんどこどん!

ドンドンドンドン
どんどこどん!

アイアイアイアイアーエアアー
ウールルウールル
ルールールー
オーォォム
子犬は山より大きく吼える

光と熱を食べてから
子犬は一人で家帰る

小さな子犬振り返る
視線が泳ぐその瞬間
Wolf Motherは笑ってる
また会おうぞと手を振って
小さな子犬に手を振って

トントントントン
とんとことん!

アイアイアイアイテゥールルルー
子犬は一人で家帰る
太鼓を胸に家還る


Data
Serial #: 0176
Title: Wolf Guide (Puppy's drum journey) 狼と子犬(太鼓の旅)
Size:
Type: Stone Art
Date: 2007 March
Status: Sold
Price: 120 CND

February 9, 2007

The Break Through 時満ちて (つぼみ)

 
And the day came
When the risk to tighten in the bud was
More painful than the risk it took to blossom

Anais Nin

そしてついに時満ちて
つぼみでちぢこまる日々は過ぎ、
花開かずにはいられぬ時が来た。

アナイス・ニン

Data
Serial #: 0159
Title: The Break Through 時満ちて (つぼみ)
Size:
Type: Oil Painting
Date: 2006 November
Status:
Price:

February 1, 2007

Passion 情熱

 


情熱

世界中で一番熱い色
それが炎の色

人々を興奮の渦の中に引きずり込むあの闘牛の赤でさえも
オレンジ色の炎の前では冷たく沈むのだ。

情熱、情熱
そして狂気の舞

なぜだろう
私は私の中の炎を恥じている。

疑いというひしゃくの中には、
慣れという液体状の冷笑がたっぷり入っていて
私はそれを心の炎に注ぎ、なんにもなかったかのように
クールに沈黙をきめこむ。

私の中の内なる炎、
せめてキャンバスの上では永遠に
自滅へ導く冷たい水難から
逃れてはくれまいか?
 
Data
Serial #: 0157
Title: Passion 情熱
Size:
Type: Oil Painting
Date: 2006 November
Status:
Price:

May 9, 2006

A Secret of a Child's Smile 子供の笑みの秘密

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A Secret of a Child's Smile

 

初めて買ってもらったクレパス

ピンクと水色だけが

すりへって

汗ばんだ手のひらの中で

小さな塊になるのに

三日とかからなかった。

 

好きなものを好きと

宣言するのが

ただ嬉しかったあのころ。

 

好きな色

今もかわっていない。

 

幼いころのまっすぐな自分が

今もかわらず

大人のわたしのなかにいて

私が気づくまで

澄み切った瞳でこっちを見てる。

 

私が見つけると

とろけそうな笑顔で

にっこり微笑んだ。

 

長いこと忘れてたね

ひさしぶり。

できれば

もう忘れないでね。

 

 

 

世界のあるかたすみで

一人の子供が微笑むと

世界中の子供達が

波のように

それに応えて

歓声をあげる。

 

 

 

子供達はいつだって

宝探しをしているから、

 

目がしずくのようにすきとおっていて

いつも子猫のように聞き耳をたててる。

でも眠るときは本気で旅に出るんだ。

 

無関心なんて存在しなくて

自分でないものも存在しない

 

無邪気に世界と自分を愛した

遠いようで近い昔の生き方感じ方

 

思い出してもう一度

世界と自分をひとつにもどそう。

 

 

Data
Serial #: 0117
Title: A Secret of a Child's Smile 子供の笑みの秘密
Size:
Type: Stone Art
Date: 2006 May
Status: Sold
Price:

 

May 8, 2006

子犬 Puppy

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三月なのに風は青い

手足はもっと青い

 

Stone Listener

冬眠モード中。

外へは出来るだけ出ない、冒険しない。

 

川原(石たちの住処)はどこにあるのか知らない

地図見て調べても

石の居場所は書いてないから

意味ない。

 

石探しにゆく行動力に欠け、

家にこもりがちで

石に飢えてたあのころ

外へ出るのは食料の買出しのときだけ。

 

どんな石でもよかったんだ、ただ、

話しかけてくれさえすれば

まよわずポケットに土ごと入れて

つれて帰った。

 

丸くて滑滑の石なんか

町にはめったにいない。

 

ごつごつして

茶色い泥にまみれた石

踏んだりけったりの毎日すごしてる。

 

近所の工事現場で

しょんぼりしてるのを

拾ってつれて帰ったら

 

抱きしめたくなるような

子犬に変身した。

連れて帰ってくれて

ありがとう。

 

何のとりえもないような自分に

大切ななにかを託してくれて

ありがとう。

 

あきらかにそう告げるこの子犬は

子供のころの愛犬

クンに似てる。

 

クンも吠えない犬だった。

ビーズの茶色い目と

やわらかい布の鼻ずらで

私を愛してくれた。

Data
Serial #: 0116
Title: 子犬 Puppy
Size:
Type: Stone Art
Date: 2006 May
Status: On Sale
Price:

April 17, 2006

Rainbow (A Message) にじ (メッセージ)

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にじ

(メッセージ)

 

 

もしも私にひとつだけ

世界中の人々に

伝えてもいい事あるとしたら、

 

心をこめて

歌いたい

 

世界はひとつ

ただひとつ

あなたとわたしと

アフリカキリン

 

みんなひとつの虹のなか

揺らめきながら

永遠に

 

きらめきながら

永遠に

命のダンスを踊ってる

 

受け受けとめて

いつまでも

とどめてほしい

指先に

 

それがわたしのメッセージ

それはあなたのメッセージ

それがキリンのメッセージ

 

ゆらりゆらゆら虹の中

きらりきらめく夢の淵

永遠無限の命達

たったひとつということを

思い出したら終わるだろう

すべての葛藤消えるだろう

 

今日がその日でなかっても

今日はその日につながりし

たった一つの瞬間と

忘れていても覚えてる

そんなあなたをいつまでも

優しく包む

虹がある

今なお包むにじがある。

 

Data
Serial #: 0114
Title: Rainbow (A Message) にじ (メッセージ)
Size:
Type: Oil on Canvas
Date: 2006 April
Status: On Sale
Price:

April 12, 2006

Great Creature 偉大な生き物

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人はなぜ、偉大なものに畏敬の念を覚えるのだろう。

陸上の哺乳類のなかで最も大きい象。

賢く、美しく、神とあがめられてきた生き物。

 

象の石に会いたい、

そんな思いが産まれ、

いつしか私は大きめの石を探すようになっていた。

 

ものすごく大きな石、というより、岩、の前にたたずんでいる私を

道行く人々が不思議そうに振り返って見る。

 

これじゃ、持ち上げられないな、

絵の具も足らないし、筆も小さすぎる。

 

残念だが無理だ。 

大きすぎる石の前を何度も立ち去った。

 

そんな私の心の中は

まだ出会っていない`(小さめの)象石のことでいっぱいだった。

 

私が象石とめぐり会ったのは二週間前。

半分以上埋まって鼻先だけ突き出していたのを

掘り起こしてみたら、やっぱり。

 

夢に見た象だった。

 

そのとなりに

小象が寄り添うようにして、石の目でじっと私を見つめていた。

 

小さめの耳はインド象を思わせる。

大きな瞳はアフリカ象ににている。

いつか、インドネシアのお土産にもらった

あの白い象の置物に似たまるい頭

なでていると

封印された自然の知恵への鍵が

見つけられそうな気がしてくる。


Data
Serial #: 0111
Title: Great Creature 偉大な生き物
Size:
Type: Stone Art
Date: 2005 December
Status: On Sale
Price:

April 11, 2006

Anger イカリ

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キュートなうさこ
0094_RedTailHawk1 
空飛ぶ夢見る、子鷲

 

愛らしいストーンアート達。

の中、一人、いや、一匹、異質な奴がいる。

 

 

0110_AngerUpclose
いつもすごんでる

一人狼

その名は "Anger"

(日本名「イカリ」 )

0110_in koke wolf
柔らかな緑の絨毯に包まれても、グルルル!
 
仲間と一緒でもガルルル!
美しい花の中に埋もれても、
なお

牙をむく

 

何でそんなにAggressive なのか?

一体、なにを威嚇してる?

 

世界は危険なもの、

生き延びるためには攻撃しなくては。

そんなふうに感じてるのか?

 

にっこりしていないと幸せは逃げていくよ。 

そんな顔では誰も友達になってはくれまい。 

つい、そう愚痴を言いたくなる。

 

と、そのとき、

本当にそうか?

と穏やかなさざなみのような声。

この石の精の声か?

社会の常識や偏見ににごらされていない

真実を「知っている」あの声に似ている。

 

「怒りは行動を起こすために必要な原動力なのだ。

拘束を嫌う魂は、自由を、そして、変化をうながすために必要な勇気を産むためのエネルギーを怒りとして発散する。

怒りの真の目的はそこにある。」 

 

そういえば、いつかどこかで読んだことがある。

熱が出たときは、薬で抑えるのではなく

受け入れるのがよい。

あなたの体が、熱を作れるほどのエネルギーを持っていることはすばらしいこと。

熱は、癒しを加速させるために、体が、生み出した宝。

熱が出せるということは、あなたの体が健全であるということの証なのです。

 

それでは、

怒りで熱くなることを忘れた人に宿る魂は

さぞや住みにくい思いをしているであろう。

自分を癒すため、正しい方向に導くためのサインすら押し込めてしまうのだから。

目をそらしたり、買い物や映画、

ありとあらゆる手段を使って見ないふり、忘れたふり。

 

そんな生き方は、

せっかく産み出した癒しの熱を

アスピリンで、抑えるうち、疲れ果ててしまったなまっちろい体に似 ているのかもしれない。

 

Anger は牙をむいたまま、黙って伝えてくる。

今日だけ、この瞬間だけ、
を通じて

あなたの怒りを感じてほしい。

そして怒りの先にある願いをかなえる一歩を

踏み出してほしい。


Data
Serial #: 0110
Title: Anger イカリ
Size:
Type: Stone Art
Date: 2006 April
Status: On Sale
Price:

April 8, 2006

Layered Cake Dog ミルフィーユ犬

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笑うミルフィーユ

 

日本人は犬が大好き。「日本犬」という題名の本が大人気だったり、市場にも柴犬の様々なグッズが溢れていたりする。

 

まして、今年は戌年。自然と、stone art の犬を捜す人々が私の周りにもやってくる。だが、不思議なことに、犬になりたがる石に、私はめったに巡り会わない。少なくとも今のところは。

 

「犬はいないんですか?」と尋ねる人々の期待に応えたくて犬石を探してみる。その結果、うさぎや狐、ねこ、 あげくの果てにはアヒルやブタまで登場する、が、やはり、犬の出番はなし。

 

この子はそんな状況の中、現れた貴重な(!?)存在である。 まさか、と思うような犬っぽくない、しましま模様の石の中にいた。 

 

とぼけた眠そうな顔で見上げているのを私が察知した時、「やっと、見つけたね!」とでも言いたげに、あくびをして見せた。 人の苦労も知らずにのんきな・・・

 

雑種なのかと思いきや、この石犬、自分は血統賞付きのstone layered terrierだと主張してくる始末。

 

しかし、どうしよう・・・。

「日本犬みたいな、キリッとした白い犬を作ってほしい」というあの人のリクエストには当分応えられそうにない。 

 

どこかに白い日本犬石はないのか。そんな私の苦労を舌を出して、しましまは見ている。 

 

「明日は明日の風が吹く。そんなに慌ててどこへ行く?」

笑っているみたいなのんきな顔に周りの人も他の石達も思わず、ニコッとなる。


Data
Serial #: 0107
Title: Layered Cake Dog ミルフィーユ犬
Size:
Type: Stone Art
Date: 2005 December
Status:
Price:

March 27, 2006

石ころアートへの詩 Part 2

石の中に必ずいるはずの、あなたに会いたい、あなたを見たい。

繰り返し願い続け、石をひねくりまわす私の祈りが執念にも近くなった時、

その瞬間は、ぽっとやってくる。 

石の中の精たちは、その平べったいすべすべ(いや、丸っこくごつごつしていることもあるが)した、 表面に姿を現すことを承諾する。

後はただ、彼らの姿のとおりに、導かれるがままになぞるだけ。

彼らはピカピカ光る目で私を見つめる。

誰も見ていないとき、毛並みはチラチラ揺れ、目玉はキョロキョロ。

でも彼らは石を離れない。

重く、ずっしりとしたエネルギーが彼らの生の根源で、existanceそのものだから。

静と安を選んだ瞬間に垣間見ることのできる

石の精の世界は、いたわりといつくしみに満ちている。

February 6, 2006

Stone Listener

石にやどる精霊達

Each Stone
どの石も地球のひとかけらだ。
母なる大地から
なんらかの力でもぎとられた時
どの石もみな
住人を宿らせた・・・

くっきり浮かび上がってきた彼らを
他の誰もが見えるようになぞるのが
私の仕事。

石と人をつなぐ者
両者の対話の橋掛けをする人間
Stone Listner
それが私だ。

私は石達に魅せられてしまった人の子。

あなたもいつか
あなただけとつながろうとする石の精霊に
出会えるかもしれない。

だから瞳をくっきりと開いて
公園の砂利道を歩きたまえ
遠く続く川辺や石切場をさまよいたまえ
母なる大地を凝視したまえ。

20060206_StoneListner

November 25, 2005

Looking Up 見上げて

0082_LookingUp 
Data

Serial #: 0083
Title: Looking Up 見上げて
Size:
Type: Oil on Canvas
Date: 2005 November
Status: Sold
Price: 80,000 JPY

Looking Up

雨に打たれてみたくて、
人ごみの中、
傘を下ろしてみた。

そんな簡単なgestureだけで
普段の常識が超えられて
そんな簡単なactionだけで
「変なひと」になれて
今の世の中ってすてきだ。
すれ違う人々の携帯のstoryを飾るのは、この私。

「今日突然雨の中、傘おろして天を仰いだ変な人がいたよ。いかれポンチだね。」なんて…。

簡単に言葉をつづり、
つながってるつもりのみんな。
わたしのことつづって、今少し、
そのillusionを確かめればよい。

すべてが、透明で哀しく、
雨と涙が混ざってわたしの頬を濡らした、
やけに鮮やかな傘の多かったあの夕方…。

私はあなたを一度捨てることで、
もう一度あなたと歩くことを決めた。

October 1, 2005

Orange Dance オレンジ色のダンス

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Data
Serial #: 0067
Title: Orange Dance オレンジ色のダンス
Size:
Type:
Date: 2005 October
Status:
Price:

オレンジ色のダンス

人には誰だって、我を忘れて今を生きる瞬間がある。

体も心も、存在自体が羽のように軽くなり、
時間から開放される瞬間、
人は生きていることすら忘れて、

命を燃やす。

踊る、踊る。輪になっておどる。
笑う、笑う。はじけるようにわらう。
溶ける、溶ける。人と人を隔てているバリアが溶ける。

そして、みんな、ひとつになる。
そして、みんな、思い出す。
ずっと前からひとつだったこと。

ひとりぼっちでいたことなんか、実は一瞬たりともなかったことを。

踊れ、踊れ。
太古のリズムに合わせて。
溶かせ、溶かせ。
すべての悲しみと無関心を。

溶かして、溶かして、溶かすうちに
絹のように滑らかな喜びと
体を突き抜けてくるワクワクするようなリズムが
やがてあなたを満たすだろう。

そして
いつかあなたは
たったひとつしかない笑顔で
周りを明るく照らし、
再び美しい世界を見出すのだ。

September 1, 2005

Dance 人とカニと貝のダンス

0065_DANCE
Data
Serial #: 0065
Title: Dance 人とカニと貝のダンス
Size:
Type: Oil on Canvas
Date: 2005
Status:
Price:

人とカニと貝のダンス

私が台湾に来て、一番びっくりしたのは、この土地に住む人々の賑やかさ、そして、生きることを楽しむ、腹の奥底から湧き出てくる活力… 。

家でひとり、本の中のファンタジーの世界へ入り込み、シンとした夜中にこじんまりと月を見上げるのが好きな黒い猫。 

そんな私も、暖かく、やかましく、人をほぉっておかない台南の人々に囲まれて暮らすうち、少しづつ、自分の周りに散りばめられた、 悲しいくらいありふれた、でもせつないくらい美しい、日常生活の奇跡に気付かせてもらった。

そして、ある日、突然、心の中から誰かが尋ねる声がした。

「水と土と人間がもう一度、共に歌って踊れる日が、来るとすれば、それはいつ?」

今だ!と私は叫んだ。

「その絵を描いてよ」とカニが頼んだ。 

「僕らも歌おう‥」と貝達が水源のほとりでささやいた。

だから、この絵が生まれた。出絵中、ずっとこの世界の美しさとまばゆい色達の笑いさざめきが聞こえていた。

要するに、この絵は、台南で私に触れたEnergy のすべてが結集して、私の創造力に注入された瞬間、生まれた作品なのだ。  だから、台南の人々と供にあって、やっと完全になる。

台南の燃えるような熱気の中でしか、生まれようがなかったこの絵、描き終わった今でさえも、台湾の人々から、 爆発的な情熱と喜びを受信し続けている。